豚肉、鶏肉、ウインナー、ハム、唐揚げが大好きで、毎日何かしらの「肉」を食べていないと物足りない。
そんな生活を10年以上続けた私が、今は血流対策として鶏の手羽元を食べるぐらいに落ち着き、菜食主義へと変わりました。
食事は炭水化物と野菜、豆類がメインで、手羽元は薬のような位置づけです。
お肉大好きだった私が、なぜノンストレスで菜食主義に切り替えられたのか。
きっかけは、Netflix『ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実』を観たことです。
この作品に対する感想の中には、『菜食主義にするための洗脳』という評価もありました。
あながち間違いではないと思います。
ただ、この作品をきっかけにお肉をあまり食べなくなったことで身体の変化も感じ始めているので、私はこの作品に出会えてよかったですし、まだ見ていない人にはぜひ見てほしいとも思っています。
Netflix『ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実』とは?
※作品のネタバレを含みます
簡単にまとめると
- 完全ヴィーガンでもオリンピックで優勝してますよ。
- 完全ヴィーガンのボディービルダーもいますよ。
- 食用肉を生産することは環境汚染になりますよ。
という”菜食は良し、肉食は悪”とする内容の映画です。
一番記憶に残っているのは「食肉となる牛や豚、卵を産む鶏は草食」だということ。
私たちが食べていたお肉の主たちは”ヴィーガン”だったのです。
ハッとさせられました。
もちろん、人間と動物の身体の作りは違いますが、野菜しか食べなくても一日動き回っていれば、食べ応えのあるお肉が育つとも言えるでしょう。
ヴィーガン(完全菜食主義)のアスリートたち
ルイス・ハミルトン
Instagramのフォロワーは3000万人を超えるF1レーサーです。
7回もF1ワールドチャンピオンに輝いた彼は、2017年にNetFlix『健康って何?』を観たことがきっかけで植物ベースの生活に切り替え、なんと独自のビーガンファーストフードチェーン「Neat Burger」のオーナーにまでなってしまいました。
彼は「ヴィーガンになってからエネルギーが増し、回復も早くなり、肌の調子が良くなった」と語っています。
モーガン・ミッチェル
2016年のリオオリンピックにも出場した短距離走者。
2014年頃から菜食ベースの食生活に切り替え10年経った今も、現役選手として活躍しています。
彼女は健康やパフォーマンスのためだけではなく、環境や動物のことも考えてヴィーガンになったと語っています。
詳細を知りたい方は、『ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実』内で彼女自身が語っているので、ぜひチェックしてみてください!
肉食から菜食に変えることで感じた変化
最初にお伝えしておきますが、私はヴィーガン(完全菜食主義)ではありません。
卵、チーズ、ヨーグルト、手羽元は毎日食べますし、たまの外食ではお肉も食べます。
ただ、以前は一日に1、2回は肉を食べる生活を毎日続けていたところを、最近では、手羽元以外は自発的にお肉を食べなくなったという具合です。
スーパーに行くと滞在時間の8割は、野菜・果物コーナーにいます。
お肉コーナーはほんの一瞬。手羽元を1パック手に取ったらその場を離れます。
菜食主義がもたらす良い変化
菜食中心の生活に変わり一番感じた変化が「肌の調子が抜群に良いこと」です。
以前の私は肌の油分が多く、定期的にニキビや肌荒れを繰り返していました。
それが野菜中心に切り替えてからは、肌が荒れることがほとんどありません。
「身体は食べたもので作られる」を身をもって実感しました。
毛穴も徐々に目立たなくなり、つい先日も母と祖母から肌の綺麗さを褒められたばかりです。
それから、菜食主義になって良かったことがもう一つ。
それは、「メンタルが安定したこと」です。
以前は、急に不安にかられたり落ち込んだりする、情緒不安定になることが多々ありました。
それが、菜食中心の食事に変えてからほぼ起こらなくなり、メンタル的に安定していると感じます。
“第二の脳”と呼ばれる胃腸の調子が悪いと、精神的にもダメージを受けることが立証されています。
野菜をたくさん食べることで腸内環境も良くなり、胃腸の調子が整っていることがメンタルにも良く働いているのではないでしょうか。
菜食主義に変わって良くなかったこと
菜食メインの生活に切り替えた当初は、完全ヴィーガンを目指して野菜と炭水化物だけの食事に挑戦しました。
しかし、その生活を3週間ぐらい続けた時、完全ヴィーガンの難しさにぶち当たります。
PMSと生理痛、そして貧血が悪化したのです。
野菜ばかりを食べていると、どうしても「鉄」が不足してしまう…
それが、菜食主義となった今でも手羽元を食べ続ける理由です。
だるい毎日を過ごしていた時に本屋さんで出会った「血流ゼロトレ」。その本に載っていた手羽元のチキンスープを毎日食べています。
パセリ、枝豆、ほうれん草、ネギなど鉄分が含まれる野菜もありますが、野菜の場合は量を摂らないといけません。
手軽に鉄を摂りたいなら、お肉を食べた方が手っ取り早いのです。
女性アスリートでも完全ヴィーガンは存在しますが、彼女たちには食事をサポートしてくれるプロがいます。
素人の場合は、極端に食事制限をかけるのではなく、体調を見ながら徐々に挑戦していくことをおすすめします。
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